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真選組三番隊隊長斉藤終と女中のラブストーリー

第28章 お使いデート 前半





斉藤
「すみませんが…

貴方の椅子を連れに譲ってはいただけないでしょうか…

手術をしてから日が浅いものですから座らせてやりたいんです。」






そう言うと男性に終さんは頭を下げた







(終さん……)














男性
「それはそれは…立って待つのは辛いでしょうね。構いませんよ、どうぞ。」















男性は気持ちよく快諾してくれ、



私に椅子を貸してくれた。







斉藤
「ありがとうございます」




みわ
「ありがとうございます…」





男性
「いえいえ…」














私は男性から借りた椅子に腰をかけた。





そんな私の事を優しい目で見てくれている終さん

私は嬉しくて嬉しくて…嬉しくて…

涙腺が崩壊しそうだ。






(大切にするって言ってたの本当だったんだ……)






斉藤
「どうかした」







目を潤ませている私に気付いたのか

しゃがんで話しかけてくる終さん。







みわ
「…ありがとね終さん……私…嬉しくて……」






一生懸命涙腺の決壊を抑える






斉藤
「そっか…アンタが嬉しいと俺も嬉しいよ。」






真っ直ぐな瞳でこたえてくれた。








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