第4章 牢獄の番人
連れて来られたのは暗く寒い牢の中だった。
隊士A
「ほら!!これに着替えろ!!」
廊下で立ち話をしていた隊士さんのうちの1人が、
牢の中に入れられた私に白い長襦袢を投げつけてきた。
隊士A
「今着てる着物はお前が無実だったら返してやる。」
冷たい口調で私に言い放つ。
私が入れられた牢のすぐ側に隊士Aとアフロヘアーの人が立っている。
みわ
「あの……」
隊士A
「早く着替えろよ!!」
みわ
「着替えても良いんですけど…あっち向いててくれませんか……」
隊士A
「駄目だ。そんなこと言ってお前、隙をついて何かするつもりだろ!?」
(隙をついて何かって…私は何にも出来ないよ…)
アフロ
「……」
するとアフロヘアーの人が、
隊士Aに身振り手振りで後ろを向けと指示する。
隊士A
「仕方ねぇ……」
みわ
「ありがとうございます!直ぐに着替えます。」
私は急いで白い長襦袢に着替えた。