第24章 カブト狩りの裏側で
みわ
「玉ねぎの皮剥きって…地味な作業ね……」
大量に箱に入っている玉ねぎの皮を1つずつ剥いては
クーラーボックスに入れて行く。
みわ
「玉ねぎが8つ…玉ねぎが…1つ……」
鳥の囀りが子守唄のようで
どんどん眠たくなっていく…
みわ
「もう…分からない……なんだっけ…玉ねぎが……」
うとうとしてると…
土方
「佐藤?大丈夫か??」
カブト狩りに行っていたハズの土方さんが戻ってきた。
みわ
「あ、はい!大丈夫です!!」
怒られないように姿勢を正す
土方
「最近、隊士達がお前にばかり用を頼んでるみたいだな…
すまないな( ´Д`)y━・~~」
みわ
「いぇ…」
土方
「山崎がやってた雑用もお前がするようになってから、まともに休めてないだろ?
それ終わったら横になってて構わないぞ。」
みわ
「え!?良いんですか!」
土方
「もともとお前…非番だしな。」
(やったー!!)
みわ
「お言葉に甘えて…そうさせてもらいます。
……それより土方さん、どうされました?
将軍様のカブトムシ見つかったんですか??」
( ´Д`)y━・~~
土方
「見つかんねーよ。
…そうそう…マヨネーズ切らしたから取りに来たんだが…見当たらねぇんだが、知らねえか?」
(カブトムシ見つけるのにマヨネーズなんて必要ある?)
みわ
「マヨネーズ……」
私はお肉やら野菜が入っているクーラーボックスをあける。
(あった!!あった!最後の1本)
みわ
「土方さんありましたよ。」
最後の1本を渡す
土方
「おっ!」
みわ
「本当にマヨネーズ好きなんですね。」
土方
「まあな。」
みわ
「私も好きです。」
土方
「え!?本当か!?」
みわ
「はい。」
土方
「じゃあ、聞くけど…好きなマヨネーズは?」