第23章 白いエリート

(寂しそう……

というか終さんは私にこの事を伝える為に

わざわざ変装してまで来てくれたんだよね……

わたし凄く幸せ者だなぁ〜)







みわ
「終さん。私のワガママを１つだけ聞いてくれませんか？」







斉藤
「ん？ワガママ？いいよ。」







みわ
「もう少し私と一緒に居てくれませんか？

こんなに沢山の人の中で一人ぼっちは嫌です……」





わざとモジモジしてみる





斉藤
「いいよ。ほらおいで。」







みわ
「はい！」







私は終さんの横にピッタリくっついた。

周りの人からみたら金魚の糞って

言われてしまうかも知れないけど構わない





斉藤
「///」





みわ
「ふふっ…久しぶりに甘えられて嬉しいです。」





斉藤
「もっと…甘えても良いよ」






横にいた私の身体を引き寄せ

向かい合わせにし腰に手を回して抱き寄せてくれた。






みわ
「終さん……」











もっと甘えようとしたその時だった。










女
「あの！…見廻組の方ですか！？」





反射的に私は終さんから離れた





斉藤
「！？」





終さんがなんで離れたの？という顔で私を見てくる。






女
「あっちに美味しいお酒があるんです！行きましょう。」







終さんの腕を掴んで無理やり連れて行こうとする






斉藤
「（・□・；）」






嫌なんだろうけど私以外とは話せないから、

焦っている終さん…






(よし！ここは私が……)





みわ
「あの…その人と私…金魚の糞みたいな関係なんです…

終さん、そうだよね？！」←ちょっと意味が分からない




斉藤
「Σ（・□・；）」




戸惑いながらも頷いてくれた終さん…




女
「は？なにこの２人気持ち悪い〜ッ！！」








斉藤
「(・・;)」




みわ
「(´⊙ω⊙`)」





女はそう言うと何処かへ行ってしまった。






斉藤
「ありがとう助かった。」





みわ
「金魚の糞みたいな関係って（笑）

どんな関係ですかねっ？」