第17章 休日の過ごし方
みわ
「おはようございます!」
ドアが開いていたからヒョイと覗いてみると
隊服&アフロヘアーの斉藤さんが机に向かい書き物をしている。
斉藤
「!」
みわ
「お邪魔でしたか?」
斉藤
「いや…どうしたの」
私は沖田さんに自室を占領されてゴロゴロ出来なくなった事を愚痴った。
みわ
「少しだけでいいので…お布団の上でゴロゴロしたいんです…」
私は両手を合わせて激しく頼み込む
斉藤
「別に構わないよ、布団出すから待ってて」
みわ
「ありがとうございます!終さん!!」
(優しいなぁ〜、誰かさんとは大違い!!)
斉藤さんはあまり光が当たらない場所に気を使って敷いてくれた。
(そう言えば終さんはいつも優しいけど…
私以外の女の子にも優しいのかな…)
みわ
「あ〜〜幸せ〜〜〜この布団素敵ですね!終さん!」
敷いてもらった布団にさっそくゴロゴロしながら感動している。
この布団で寝るのは2回目だけど…
やっぱり女中の布団とはふかふか度が全然違って感動を再確認する。
斉藤
「…そんなに気に入ったなら…いつでも寝においで」
みわ
「え!?良いんですか!!?うわ〜、嬉しいです!!」
(毎日でも寝に来たいなぁ〜)
横になりながら、
書き物をしている終さんの横顔を眺める。
(何書いてるんだろう……
凄く真面目に書いてるから仕事関係だよね…偉いなぁ………)
そんな事をぼんやり考えているうちに
私はふかふかの布団に包まれながら眠りについた。