第1章 仲直り【青山 樹】
結局今回もこうなるの
いつもの事だから分かってたけどやっぱり毎回見せられるとちょっとすいちゃうな…
青「じゃあレストランにでも行くか。お前らにはいい話を貰っているから夕食は奢る」
それでいて青山さんものってしまう
相手の機嫌をそこねないようにこれが青山さんなりの気づかいなのも分かってる
けど…
『じゃあ私先に帰りますね。青山さんあとはお願いします』
青「おい!ちょ…」
私はそういって青山さんの話も聞かずにマトリに帰ってきてしまった
夏「おかえり柚凪ちゃん ってあれ?樹さんと一緒じゃないの?」
『あーうん』
私がにごすように答えると夏目くんは察したようだった
夏「あーまた青山さんそのこらとどっかいったのか』
『…』
そうして私が黙っていると定時の17時半となり夏目くんは帰る準備をはじめた
夏「俺、定時だから帰るけど今日は柚凪ちゃんも帰ったら?そんなんじゃ仕事も手につかないでしょ。樹さん家まで送るよ」