第1章 夢の始まり
「~♪少女たちよ もうすぐ夜明けがくる
夢の未来は これから始まる wow
wow」
キララァーン!パアァァアッ!
私の歌に合わせて、キララが激しく光輝く。
「~♪少女たちよ 何も諦めるな
悲しい事なんか 全て捨てて
全力で 全力で 走るんだ!」
───プチッ。
…今日も出来がいい方だ。
「お嬢様!凄く素敵です!本物のAKB0048みたいでした!」
メイドが言ってくれた言葉に、喜びを感じながら私は昔の事を思い出していた。
伝説のアイドルAKB0048。
昔、藍花星で見た、AKB0048のライブ。
あの日からAKB0048は私の憧れだった。
木野川財閥令嬢。
これは、私に貼られたレッテル。