第2章 ご対面
急いで家に帰ってきたら、もう妹は来ていた。
どうやら、侑くんのクラスメイトらしい。
絵「よろしくお願いします」
『よろしく。一応、姉だけど、
同い年だしタメでいいよ』
絵「ありがとう!私、おねいちゃんが欲しかったの!」
『それは良かった。仲良くしてね』
なんて、思ってもないことを言うのは
結構面倒なんだな…。
おそらく、この子は、今まで一人ぼっちだったから、
兄弟たちをどうにか自分のものにしようとするだろう。
兄弟たちは、イケメンだし…。
となると、私は邪魔なわけだ。
しばらくは、様子見で、兄弟の誰かと
一緒にいた方がいいな。
念には念をってね。