第4章 後日談
右「結花は出かけましたか?」
風「うん、映画借りに行ったから、
しばらくは帰ってこないはずだよ」
雅「風斗、ありがとう。
これで、みんな揃ったね」
梓「それで、どうするの?」
椿「そんなん決まってんじゃん。
オレのかーいい妹を傷つけたんだから、
追い出すだけじゃ足りないでしょ」
光「椿の言うことはもっともね。
いくら、母さんの再婚相手の子供だからって、
こればかりは、容赦しないわよ」
棗「そういえば、あいつは今どこにいるんだ?」
祈「母さんのところだよ。
昨日、事情を母さんに話したから」
弥「ここに帰ってくるの?」
侑「それはないんじゃねえか?」
風「当たり前でしょ。
二度と結花ねぇに会わせない」
昴「だけど、どうやって?」
右「知り合いに、孤児院を経営してる人がいます。
県外ですし、その人に頼みましょう」
雅「それがいいね。
右京、すまないけど、頼んでもいいかな?」
右「ええ」
これで、あの女が、
結花ねぇの前に現れることはないだろう。
二度と近づけない。