第7章 お庭探索
ゲームの景趣では見えていなかったが、池のすぐ隣には水車小屋があり、西側の田畑への水やりの水源にもなっているようだった。
3人が水車小屋に近づいて覗くと、中では石臼がゆっくりゆっくりと回転していて、粉をひくことができそうだ。
田んぼの向こうには小麦も植わっており、お米以外にもパンや麺を作ることもできるだろう。
水車小屋を離れて、畑に向かう。
五虎退「わぁ~畑、、広いですね。」
「そうだね。それに色んな野菜が植わってる。」
畑には一般的な日本の野菜以外にも、ズッキーニやセロリ、ハーブに至るまで様々なものが植わっていて、全く買い物に行かなくても自給自足で十分色々な料理が作れそうだった。
「これは料理のしがいがあるね~。」
様々な種類の野菜にテンションを上げていると、加州が話しかけてくる。
加州「主は、料理好きなの?」
「うん、作るのも食べるのも好きだよ。」
加州「そっか!ならお昼は主のいた時代の料理がいいな。手伝うから作ってくれる?」
「いいよ~、何にするか考えておくね。」
そんな話をしていると、遠くで五虎退の声がする。
五虎退「あるじ様~!こっちに果物の木を発見です。」
呼ばれた方に行くと、畑の先に果樹園があった。
ぶどう、りんご、柿、みかん、桃、栗、梨、にマンゴーやアボカドまであって驚いた。
「すごーい、色々あるね。」
五虎退「はい、、見たことないのもあります。」
五虎退はアボカドを見て首をかしげている。
さすが、現代から来た審神者が何不自由なく暮らせる本丸。
なのに、何故電気だけがないのかとっても不思議だ。
「加州、悪いんだけどソレ2つ、落ちそうななるべく黒いの取ってくれる?」
そんなことを考えながら、加州に木になっているアボカドを取ってもらう。
加州「はい。主、それ何?何に使うの?」
加州は、アボカドを差し出しながら不思議そうな顔をする。
「まだ秘密。」
七葉は加州からアボカドを受けとると、お昼はカリフォルニアロールにして驚かせようと、使い道は言わずにそっと振り袖の中にしまった。