第35章 扉の正体
「その、遊んでて夕食の仕度がまだだったから、皆お腹を空かせて帰ってくるだろうし、何かちゃちゃっと作れる物を持って帰ろかと。」
乱「あっ、そう言えば、、、。」
加州「そうゆうことね。」
加州は苦笑いすると、近くのエコバックを手に取り差し出す。
加州「じゃ、主が夕飯を確保したら帰りますか。」
「うん!」
七葉は加州からバックを受け取ると、一階の食品庫からパスタやレトルトのソースなどすぐに調理できる物を詰めて部屋に戻る。
「お待たせ!さぁ帰ろう!」
加州「うん。」
乱「はーい!」
加州と手を繋ぎ、乱が背に飛び付いた状態で、クローゼットの壁に出現しているドアに手をかけ、ノブをひねるとカチャリと音がする。
そのまま行きとは逆に引くと、扉の無効には近侍部屋の風景が見えた。
足を踏み入れると、行きには感じなかった違和感を感じ視界が歪む。
最後に見たのは、倒れかけた七葉の身体を咄嗟に支える加州と驚いた表情の乱の顔だった。