第30章 治療
「なっ、バッ、、、しな、、って。」
驚いて上手く言葉にできずにいると、薬研はそんな七葉を見て笑いながら言う。
「指は入れてないぜ?」
ニヤリと笑って、先程の指を動かして見せる薬研に、七葉は捨て台詞をはいて思わず部屋を逃げ出した。
「そう言う問題じゃない~!!!」
薬研は、真っ赤な顔で部屋を飛び出して行った七葉の後ろ姿を見つめ呟く。
薬研「肺と脈がまだだったんだが、、、からかいすぎたか。」
薬研は苦笑いしつつ聴診器を外す。
薬研「まぁどのみち、診察より口づけのがよっぽど治療になる、とは言えんしな。」
呟きながら手入れ部屋を出ると、薬研は加州が居るであろう温泉の方へと向かった。