第16章 歳下 赤葦京治
子供じゃない。
って、お前はまだ子供だよって言えばよかった
いつから厭らしい目で見ていたんだろう
「俺の部屋久々だね」
『うん…小学生以来?』
ベッドに倒れ込む由佳。
前までよく、俺のベッドで寝てたから今更やっても…って、そんなわけない
『…京治くん、…どうしたの』
由佳の上に覆い被さって手首を掴む
「こんなことしたら避けられるのわかってる。
でも気付いたら由佳のこと可愛い後輩だとは思えなくなった。
…嫌なら、思いっきり殴って」
ちゅ、ってキスを落とす。
けど由佳は抵抗しない