第14章 妬み？嫉み？ 岩泉一

両手を頭上で押さえる。

「指、入れんぞ」

『は、入るかな…』

一本、ゆっくりと入れる。
さすがに一本だけなのに、きつい

「痛いか…？」

『ううん、…痛くない…でも変な感じ…』

「んじゃあ、もう一本な」

もう一本入れる。
入るのか、これ

『い、…っ』

「もう少し、我慢しろ…慣らさねえと」

頭を優しく撫でて徐々に慣らす

「痛い思いはさせないって言ったけどさすがに…入れる時は痛いかもな」

『…せんぱ、い…もう、入れて…』

涙目の、橋本