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イケメン戦国★センチメンタルLOVE

第15章 勝手な我儘(政宗)


オマケ


「愛、帰ったぞ!」


政宗が二人の男を連れて御殿に帰ってきた。


「お帰りなさい。お二人とも初めまして。
愛と申します。お疲れになったでしょ?」

愛が笑顔で挨拶をすると、
二人の男は、少し驚いて、そして笑顔になる。


『これはこれは!政宗様の文ではご紹介いただいておりましたが、
こんなに可愛いらしい、素敵な姫様とは!』


「おい、小十郎、やらねーぞ」


政宗が少し不機嫌そうに言う。


『そうですか、こちらが愛姫様。
初めまして、伊達成実と申します。
藤五郎とお呼び下さい』

もう一人が恭しく頭を下げる。


二人を迎え、政宗の料理を囲んであおの夜は小さな宴を催した。


「藤五郎さんと小十郎さんのおかげで、
今日も政宗の美味しいお料理がl食べられて嬉しいです。
ありがとうございます」


笑顔で言う愛に、

「お前が望めば、毎日だって作ってやるのに」

と、またもや少し不機嫌な政宗が言う。

「そんな、毎日なんて大変じゃない!
それに毎日政宗のご飯食べてたら、贅沢が当たり前になっちゃいそうだよ」


『しかし、政宗様と愛様は本当に仲が宜しいのですね。
私も自分の事のように嬉しいですよ』

小十郎が言えば、


『そうだ、ぜひ今度奥州の城へもご一緒に』


藤五郎も笑顔で話しかける。


「まぁ、いずれはずっと青葉城にいることになる。
そうなっても、お前ら、口説くなよ」

政宗は気軽に話しかける二人を制するように口を挟む。


その様子を、二人は本当に嬉しそうに見ていた。


「じゃあ、いつかお伺いする時は何かお土産を持っていかないと!
安土で気になるものはありましたか?」

照れ隠しのように愛が聞けば、藤五郎と小十郎は顔を見合わせニヤリとする。


『そうですね、安土には大層仕立ての腕が良い針子がいるそうなので、
その方の着物を是非頂きたいですね!』

小十郎が意地悪そうに言うと、藤五郎も、


『なんせ、政宗様が今日一日ずっと自慢されてましたからね!
是非、そちらを…』


と、面白そうに言う。


「わかりました」

「おい!」

「勝手に依頼しておきますね」

愛は笑顔で政宗に言うのだった。


オマケ 終
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