• テキストサイズ

うちの本丸【刀剣乱舞】

第80章 特別


「皆、ただいま。はい、主ちゃんからのお土産!今日は彼女を独り占めにしちゃって悪かったね。」

朝から主と出掛けていた燭台切が、そう言いながら紙袋を渡してくる。

「何だ、光坊はやけにご機嫌だな?」

「鶴丸殿、野暮な事を聞く物では無いですよ。聞いても嬉しくありませんしね。」

全くだ、そんな事知りたくもない。

そう思っていると、後ろから腰に腕が巻かれ抱き付かれる。

「…主?」

「………ただいま、長谷部。」

背中に頭を擦り付けたまま離れようとしない。何があったかは‥まぁ、あいつの事だ想像はつく。

「主、お疲れではありませんか?少し休まれては?」

「大将、部屋で少し休めよ?本丸の奴等も話したい事があるって言ってたからな。」

こくり、と頷いた感覚を背中に感じて、そのまま手を引いて部屋へ戻る。
/ 1549ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp