第79章 愛のカタチ
口を離すと、ちゃんが苦しそうに僕の胸に凭れる。
「…また息止めてたの?だめだよ、苦しいだろ?鼻で息しなきゃ。」
「は‥きもちくて…忘れちゃ‥」
え?今何て言った??
「あ‥」
しまった!みたいな顔をして僕から離れて顔を手で隠して下を向く。
今のもしかして本音?
今までちゃんからそんな台詞聞いた事ないよ。いつも長谷部君を気にしてか、作られたダイスキしか言ってくれなかったから。
「あの…ちゃん?」
「ご、ごめんなさい今のは無しで!油断してたから、その‥聞かなかった事…に?」
やっぱり聞き間違いじゃなかった!小さく丸まるちゃんを膝に抱えあげて抱き締める。
どうしよう…