• テキストサイズ

うちの本丸【刀剣乱舞】

第74章 君がため


あれから、鶴丸、一期ー振、薬研の三人が、買い物へ行きたいと言い出して、地図を片手に出掛けていった。

あいつ等も何か思い付いたんだろう。

燭台切はさっきから小鍋片手に何か作っているし、大倶利伽羅は猫の手入れをする、と言い出して主を連れて猫部屋に籠った。ま、大倶利伽羅はいつもと変わらん。

「燭台切、何か思い付いたか?」

「んー?僕はほら、ここじゃ料理するくらいしか出来ないし、主ちゃんに美味しい物作ろうかなって。」

「そうか…」

俺に何が出来るだろうか。

考えてみれば、俺はいつも主にしてもらう側だ。この懐中時計を貰った時も曲を貰った時も、この前のチョコレートもそうだった。
/ 1549ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp