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うちの本丸【刀剣乱舞】

第73章 帷


きゅっと僕の服を掴んでいた手を上からそっと握ると、ゆっくり息を吐き、話始めた。

「……私、人が怖いの。人間が怖い。」

「人が?」

こくりと頷いて、身体を強張らせる。

良いよ、ゆっくりで大丈夫だ。僕はここに居るから、守るから。

「…ここの家は、父親だった人の持ち物で、下にある車も二台は私のじゃない。‥私は逃げてきたの。」

全ての事から。

そう言って、ぎゅっと背中に手を回してくるちゃんをきつく抱き締めた。
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