• テキストサイズ

うちの本丸【刀剣乱舞】

第71章 草双紙


兄者が兄者が、と言う声が聞こえて目が覚める。

「こんな時間に‥何でしょうか?」

辺りはまだ薄暗く、他に物音はしない。薬研はまだ寝ているし、物音を立てない様にそっと部屋を出た。

(泣かない泣かない…ね?)

泣く??

主殿の部屋から聞こえた声に釣られて、部屋の前で足を止める。

「あの‥主殿、起きていらっしゃいますかな?一期です、入って宜しいですか?」

「あ、兄違いだけどお兄ちゃんが起きたみたいだよ?」

扉を開くと、主殿が本丸の誰かと話をしている。
/ 1549ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp