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うちの本丸【刀剣乱舞】

第70章 子守唄


さらさらと手から流れる漆黒の髪。

片手で掴めそうな小さな頭を撫でて、ドライヤーのスイッチを切る。

「さぁ、乾かし終えましたよ。大丈夫ですか?」

「ありがとう。長谷部の手、温かいね…落ち着くよ。」

「ふふ、眠れそうですか?」

こちらに振り向いて、俺の手を握ったまま俯く。

「解らない…あの、もう少し、眠くなるまで傍に居て欲しい‥です。」

そんな、答えなど考えるまでもない。

「俺はいつまでだって良いんですよ?どうぞ、ご随意に。」

そっと肩を抱き、額に口付けた。
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