第70章 子守唄
それから、主と鶴丸が中華を作り夕飯になった。
前に一度だけ食べた鶴丸の料理は、大皿に少しの魚の蒸した料理だったが味は格別だったのを覚えている。
「鶴丸、凄く美味しいよ!また本丸でも作ったら?」
「こういうのは滅多にやらないから、食べた時に驚きがあるんだ。だから俺はやらないぜ?‥それに俺は毎日きみの手料理が食べたいからな。」
「へえ、何ですかそれ。求婚のつもりですか?凄いですね、あ、この角煮美味しいですな。」
「鶴丸の旦那は夕飯終わったらまた簀巻きで寝たら良いと思うぜ。大将、汁お代わり。」
鶴丸が帰ってから粟田口組はこんな感じだ。