• テキストサイズ

うちの本丸【刀剣乱舞】

第69章 心做し


こいつは俺に好きだと言う。勿論他の奴等にも言ってるのは知ってる。

だから俺も同じ様に返す。

でも、それは猫を可愛がるのと同じ様な物だと思っていたんだ。

こいつを抱いたあの時も、このわけの解らない気持ちで頭が一杯だった。ただひたすらこの気持ちが届いたら良いとだけ思っていた。

「…倶利伽羅?」

「……ああ、悪い。」

この俺の手を引くこいつに、の為に命をかけられる、それがこの気持ちの正体なんだ。

何でこんな何でもない時に気が付くんだろうな…

違うな、何でもない今だから気が付くのか。
/ 1549ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp