• テキストサイズ

うちの本丸【刀剣乱舞】

第69章 心做し


駐車場に車を止めて、行こっか、と歩き出したこいつが俺の手を握る。

「は!?何だ?」

手を引っ込めると、首を傾げる。

「え、だめだった?」

「外だぞ…馴れ合う気はない。」

「んー……ケチ。」

じゃあ良いよ、と俺の上着の袖口をちょんと摘まんで歩き出す。

ああ…ったく!こいつは‥

バッと、袖口を掴んでいた左手を握る。

「…これで良いんだろ?」

細い手に力を込めて、顔を覗き込んだ。
/ 1549ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp