第5章 シュレディンガーの猫
ニャ〜
朝、起きたら猫が居た。
「…‥猫?お前、どっから来た?」
足の短い小柄な猫だ。短刀達が連れてきたのか?と思ったが、首輪もしているし、捨て猫にしては綺麗だし人慣れしてる様に思える。
取り敢えず着替えよう、それから短刀と、あいつに話を聞いてみるか。
ニャ〜?
「…‥慣れ合うつもりは…ない。」
フワフワしていて暖かい。面白い模様の猫だな…首の下を撫でると目を細めて気持ち良さそうに喉を鳴らす。
グググ…
「……す、少しだけだからな。」
小さい頭を一生懸命擦り付けてくるのが可愛いな。