第31章 甘えかた
「お褒め頂き、ありがとうございます。ふふ…頭を撫でられるというのは、何とも照れますな。」
「そぉ?あ、一期はいつも撫でる側だもんね、秋田と前田が絶賛してたよ。一兄の手は凄いんですー!って。」
やはり主殿も私の思っていたように考えていたんですね。それより、あの二人がそんな事を?‥ただ撫でているだけなのに大袈裟だね。また沢山撫でてあげるとしよう。
「…それで、誉れの桜の事なんですが、自分の欲しい物と言われてもなかなか思い付かないので、出来れば他の方がどんな事をお願いなさったのか、参考に聞きたいのですが可能ですか?」
「うん、大丈夫だよ!一期の参考になればいいんだけど…」
そうだね〜‥と言いながら腕を組む。