第28章 寝惚眼
主さんに優しく背中を撫でられて、胸が熱くなるのを感じた。嬉しいなぁ、俺、主さんのこういうとこ大好きだなぁ。
そんな事思ってると、背中にあった手が、急に頭に回り、わしわしと両手で頭を撫で始めた。
「あぁ、鯰尾のところのカーブは気を遣って下さいね!って、なんか雑!!」
「ふはは!さっきのお返しのお返しだぁ!!」
「じゃあ、勝負しましょうか!?」
この後、歌仙さんが怒鳴り混んでくるまで沢山頭を撫でてもらった。
ねぇ、俺、主さんの事好きみたいだよ。本気で遊んでくれるとこや一緒になって馬鹿やってくれるとこ、大好きですよ!
開いた襖の向こうに、長谷部さんと燭台切さんが仁王立ちしてたのが見えた気がするけど…
まぁ、なんとかなりますって!
寝惚眼。終