第28章 寝惚眼
厠に行って帰ってきたら、部屋に主さんが居た。
「は…え?主さん?何してるんですか‥」
「…‥すぅ…」
今は明け方、と言ってもまだ薄暗い。そんな中、主さんは何で俺の布団に居るんですかね?寝惚けて部屋を間違えちゃったとかそんな感じ?
「主さん、主さんてば‥」
「むぅ…」
「うーん…ひょっとして寝てる?」
同室の骨喰は昨日の夕方から遠征へ出掛けていて居ないし、長谷部さんは寝起きヤバイって聞くし‥
あ、けど燭台切さんなら朝食の支度でもう少ししたら起きるよね!起きる頃になったら主さんを連れて行ってもらおう。