第2章 君と一緒
「長谷部君が来てから、主ちゃんは本当に毎日楽しそうに笑うよね。」
「うん、楽しいもの。だってほら、みっちゃんが伽羅ちゃんを連れて来てプレゼントだよ!ってした時あったじゃない?」
「あー‥あれか。僕、長谷部君には敵わないって思い知らされたんだよね。」
僕が戦場から伽羅ちゃんを連れてきた時、長谷部君も自分も主に何か贈りたいと言って鍛刀部屋に籠もったんだ。
鍛刀部屋から出てきたのは四時間後。
「主、俺からも贈り物があるのですがよろしいですか?‥って。何かと思ったよね。」
「あぁ、まさか僕も三日月さんを連れてくるなんて思わなかったよ。」
「うん‥」
涼しい顔をして颯爽と現れた彼の傍らには、あの天下五剣。