第94章 今を生きる
この後はどうなるんだ?こっからじゃちゃんと見えないし…静かにもーちょい上がって‥
「よっ‥と、あ、あれっ!?……ひ!!うぎゃっ!!!」
ガタッガタガタガタンッ!!!!
自分で立てた大きな音に自分で驚いた。
一番上の階段に乗せた筈の足が気付いたら天井を向いていて、俺は仰向けで階段の一番下で寝転がってたんだもん、余計ね。あー‥背中がビリビリして痛いや、手入れ部屋行ってもいいかなぁ。
「何?ほ、包丁君!!?」
「ほぉうちょぉ…貴様ぁ‥」
「ひぃぃ‥」
そんで俺は今、天井裏への出入口から怖いお兄さんに睨まれてるわけだけどさ、起こすとか介抱するとかないの?あ、甘え過ぎかな?
「……あ、あの、ごめんなさい。その‥助けてほしいんだぞ。」