第94章 今を生きる
「俺にこんな面倒で幸せな気持ちを二度も込めて鍛刀してくれた付喪神様の私情を知りたいからなぁ?」
立ち上がった俺を見上げながらそう言う三日月さんは、まるで悪戯事を考えている時の鶴丸さんみたいだ。
「でも、その気持ちは面倒より幸せのが多いんだろ?顔に書いてあるぞ!」
「ははは、そうかそうか!正にその通りだ。‥では頑張れよ?長谷部の奴を少しでも黙らせたいなら、主と一緒に居る時を狙え。あやつの弱点は主だからな。」
「解った!ありがとうなんだぞ!」
手を振って部屋を出て深呼吸をする。最後の強敵は、近侍だからってどうせ主にべったりだろうし、主の部屋に居るよな!怒られるのは覚悟の上だ、三日月さんの為にも頑張っちゃうぞ!
「よっし!かっこよく活躍するぞぉ!」