第94章 今を生きる
「まぁ、あれだ、あまり気にせずのんびり話してみたらどうだ?」
「あ……」
「ん?どうした?」
早すぎないか?もう三日月さん見付けちゃったんだぞ。
…というか、いつから後ろに居たんだろ?振り返ると、そこにはいつの間にか座ってお茶を飲んでいる三日月さんが居た。
「えーっと…」
「ふふ、まぁいい。そんなところに居ないでこっちへ来ないか?」
一緒に茶でも飲もう、と手招きをする三日月さんは、この前会った時とは違ってお爺ちゃん?って感じだった。着てる服が違うだけでこんなに印象が変わるんだなぁ…
靴を脱いで縁側から部屋の中へよじ登ると、三日月さんがお茶の入った湯飲み茶碗を差し出した。
「ありがとうなんだぞ。」
「確か名前は包丁といったな?ほれ包丁、菓子もあるぞ。」