第2章 君と一緒
「えぇ!?何それ!内容によっては怒るんですけど?」
「ごめんごめん、わざとじゃないんだよ?ほら、僕達これでも一応神様だからさ…」
あの時の必死さは皆が知ってる。
流石、この仕事を始めたのはへし切長谷部が目的です!なんて皆の前で宣言した人だ。
あれだけ一生懸命に鍛刀と捜索に励んでいたのは僕の知る限り、彼の時しか見ていない。
あの真っ直ぐな気持ちが僕達はもらえないのかと思うとね‥
「ちょっと羨ましくなっちゃったんだよ。」
「羨ましい?」
「長谷部君いいなって。だから、打刀を鍛刀すれば毎回加州君が来たでしょ?太刀を鍛刀する時でも彼が来る事があるって聞いて慌てて鍛刀したら、今度は僕ばかり来た。」