• テキストサイズ

うちの本丸【刀剣乱舞】

第92章 夜桜


お花見の場所はここで決まりで良いよね。早く帰らないと、色んな意味で暴れだす子達が出そうだしなぁ…

ちゃんから一歩後ろへ下がり、そっと手を握る。

「帰ろうか、僕達の家へ。」

「うんっ!」

桃色に輝く桜を見上げたちゃんが、嬉しそうに頷いて振り向く。

“春霞 たなびく山の桜花 見れどもあかぬ 君にもあるかな”

…春霞がたなびく山の桜の様に、いくら見ていても飽きない君であることよ、ってね。ずっと君のその笑顔を見ていたいな、きっと本丸の皆がそう思ってる筈だよ。

「お重、開けるの楽しみだねっ!」

こちらへ来て本当の君を知ったけど、これから先も、もっと色々なちゃんを知りたいな。嬉しそうに握った手を振るちゃんを見ながら、そう思った。
/ 1549ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp