第91章 毒入りスープ
[ 和睦ですね。]と、江雪からのメールが届いたのを見て、更に笑う主。さて、あいつ等はどう行動するのかな?
「ふぅ、笑った笑った。自己紹介もしてもらったし、じゃあそろそろ導入に入ろうか。」
もう良いかな?と、俺を見上げた主が賽子を握る。
クローズドで、クリアまではほぼ一直線な話だ、周りにも探索者にも経験者がいる。リアルアイデアが冴えれば、あとは制限時間だけ何とかすりゃ行けるだろ。
「ああ、そうだな…あとは、うちの卓はSANチェックにクリティカルとファンブルは適用しないし、主の事だ、今回は判定が甘いだろうから、好きに動いてみると良いぜ?さぁ、大舞台の始まりだ!」
「それでは“毒入りスープ”はじまりはじまりっ!」
短刀達の拍手が収まり、一呼吸。冒涜的な物語が始まる。