第91章 毒入りスープ
「「…38ですね。」」
三条小狐(ここ)38歳、男。
ああ、これがきらきらネームってやつなんだな‥いや、何も言うまい。
「ふふ、うん、それもそうなんだけどさ、製作(油揚げ)って何!?お医者さんなんだよね?」
「「趣味ですね、出来れば油揚げの元の元から育てたいものです。」」
「きみ、もう医者じゃなくて大豆農家でもやれば良かったんじゃないか?」
なるほど、と真面目に考え始めてしまった小狐丸はさておき、最後は浦島の番だな。
「あはは、次の探索者に期待しとくね!さて、おまたせ。じゃあ浦島君自己紹介してくれる?」
「「はぁーい!浦島太郎、21歳の漫画家でーす!あ、名前は筆名ね。最初小説家だったんだけど挿し絵を描いてたら面白くなっちゃって、漫画家になったって感じ。趣味は料理!あ、ちなみに腱鞘炎で三条病院に通ってるよ。痛いよー!」
浦島太郎が腱鞘炎…驚きだぜ。