第87章 国宝指定記念日
「「…え、これで終わりだよな?どうすんだこれ?」」
「「御手杵よ、良いか?少しそれを俺に貸せ。」」
御手杵の旦那から三日月の旦那に機器が手渡され、ぐるっと居間の中を見渡す様に映す。
「「…では、いくぞ?」」
三日月の旦那のその一言で、大将の部屋に居た加州の旦那や次郎太刀の旦那達、極短刀の全員が集まる。
せぇーのっ!!!
「「長谷部、国宝指定記念日おめでとう!!!」」
加州と大和守の旦那の掛け声で、本丸の刀剣男士全員がそう叫ぶ。驚いたな、俺がこんなに驚いてんだ、長谷部はそれ以上だろ。
「はは!びっくりした。良かったね長谷部君!」
「凄いですな…」
「これは驚きだぜ!」
「「長谷部!感想はー!?」」
何か言えよー!と騒ぐ本丸に向かい、長谷部が頭を下げる。