第87章 国宝指定記念日
「「そんな事言うなよ、あんた強いだろ?あ、そうだ、これ持って残りの奴んとこ行ってやれよ。早速、活躍出来るぜ!」」
「「ええっ!?…はぁ、仕方ないなぁ。俺は刺す以外能が無いからなぁ。上手く撮れてなくても文句言うな?」」
薙刀、太刀、大太刀連中は纏まって飲んでるから賑やかだぞ?とこちらへ声をかけ立ち上がると、さっきより高い位置からの映像が流れる。
一番奥の大きな机を囲むのは、獅子王、鶯丸、小狐丸、三日月、小烏丸、源氏兄弟に、明石、蛍丸、石切丸、太郎太刀の旦那達だ。
「「お〜い、爺さん達。長谷部に一言くれてやってくれよ。」」
「「はぁ?うちの可愛い蛍丸まで爺呼ばわりは酷いんとちゃいます?」」
横になっていた明石の旦那が、怠そうに座り直すと、文句を言いながら手招きする。