第87章 国宝指定記念日
「「まぁまぁ、皆仲良くしようよ。ねっ?今日はお祝いなんだからさぁ。」」
「「どうかしましたか?不穏な空気デスね…脱ぎまショウか?いえ!脱ぎまショウっ!!!」」
「「はっ!?何故そうなる!」」
「「お、おい!待て!安定、蜻蛉切呼んでこい、さっき厨に行った!」」
「「わ、解った!兼さんあとよろしく!!」
画面がぐじゃぐじゃに動いて、村正の旦那の太股が捲れ上がったところで、畳が一面に映る。
「…またかよ。」
「ははっ、驚きだぜ!俺も向こうに居たかったなぁ。」
「弟達の前で………お覚悟願わなければなりませんな。」
ばたばたと足音がして、誰かの騒ぎ声と布の擦れる音がしたと思うと、一度暗転した画面が、本丸を映す。