• テキストサイズ

うちの本丸【刀剣乱舞】

第85章 暦


「…は?あんた何言ってるんだ?」

朝、疲れた様子で部屋から出てくるなり俺の腕を掴んで一言、癒しを下さい、だと。‥意味が解らない。

「あ、伽羅ちゃんおはよう。主ちゃん、本当ごめんって‥」

後から出てきた光忠とへし切が苦笑いしている。

「…何だ?」

「や、ちょっと‥ね?」

「主、昨夜はすみませんでした。しかし癒しなら俺が‥」

俺の後ろへ隠れて、今は満タンだから大丈夫です!と顔の前で手を振る。

「もう、お腹いっぱい…」

「……あんた達また‥」

はぁ、と溜め息をついて二人を睨むと、僕達は朝食を作るからと足早に通り過ぎた。

「…大丈夫か?どうせまた無理をされたんだろ。」

「長谷部の言う事聞かなかった私もいけなかったんだ。」

予想は付くが、深くは聞かないでおくか。頭を撫でると、目を細めて、伽羅ちゃんのなでなでは落ち着くよ、と微笑んだ。
/ 1549ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp