【黒子のバスケ】 囚われ王女と獣の城 【裏夢R18】
第2章 日常
パーティ1日前
リコ「#NAME1#、入るわよー」
結局何もしないまま六日が経ってしまった。
貴女「リコ姉さん」
リコ「前に言ってたドレスを持ってきたの! この前はピンクだったから今回は赤にしてみたの!」
姉さんが持ってきたドレスは深紅のドレス。今まではどちらかというと可愛い感じのドレスだったが今回は大人っぽい雰囲気で落ち着いたドレスだ。
(綺麗……)
いつかこんなものを着てみたいと幼少期に思ったこともある。そんなドレスを目にしてすごくうれしい気持ちになった。
貴女「リコ姉さん、ありがとう!すごくステキだわ。」
リコ「そうでしょ! ねえ早く着てみて!」
私は深紅のドレスに着替えた。
リコ「サイズは……大丈夫ね!裾の長さも問題なしと。すごく似合ってるわよ#NAME1#! やっぱりこういったドレスもいいわね~。」
着替えが済み私は自身を鏡で見た。
そこにはいつもと違う大人っぽい自分がいた。
(私にはもったいないくらい…これじゃいつもよりおしとやかにしないとね。)
リコ「似合ってるでしょ! 貴女は面立ちが整っているから装飾品が少ないシンプルな感じのドレスが似合うと思ったの。やっぱり間違っていなかったわ!」
鏡のなかの姉さんは優しく笑った。
貴女「リコ姉さん、いつもありがとう。」
リコ「いいのよ、よかったわ喜んでくれて。」
貴女「姉さんがこの城に来てくれて本当に良かった。」
リコ姉さんがこの国に嫁いで6年がたつ。
貴女「私ねリコ姉さんのこと本当の姉さんだと思ってるの。」
私がそういうと姉さんは優しく抱きしめてくれた。
リコ「私もよ#NAME1#、こんな可愛い妹を持てて私も幸せよ。」
貴女「どうか兄さんをよろしくね、ああ見えて結構寂しがり屋だから。」
リコ「ちょっと、もうすぐいなくなるみたいな言い方しないでよ」クスッ
そう言って姉さんは部屋を後にした。
まさかそれが本当になることはまだ知る由もなかった。