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【黒子のバスケ】 囚われ王女と獣の城 【裏夢R18】

第11章 摸倣


〜黄瀬side〜



この国は5年前に桜花熱が流行し、女性が激減してしまっていた。
そのため子孫を残すことが困難なため国の人口が減少し、現在破産の危機に陥っている。



この状態を切りぬけるべく、王である赤司の命令により誠凛の姫を許可なく連れ去り、この城に住み始めて3ヶ月が経とうとしていた。



ある昼下がりの廊下にて、今日も青峰っちのパシりの帰りだった。



そんなとき耳に兵士たちの会話が入ってきた。



兵士1「おっきみも鍛練おわったのかい?」



兵士2「はいっお疲れさまです!これから風呂にはいろっかなぁって思ってます」



兵士1「そっかっ!てかさ…ここだけの話なんだけど…」



兵士2「?なんですか??」



兵士1「皇帝陛下…誠凛の姫様に手を出したらしい。」



兵士2「まじっすか!さすが皇帝手が早いですね…」



兵士1「てか誠凛の姫様すっげぇレベルたけぇよなぁ」



兵士2「あーーわかります!前すれ違ったんですけどいいにおいしましたし!」



兵士1「にゃはは、おま笑変態かよ!
あーーでも一回くらい抱いてみてぇよなぁ…」



兵士2「なに言ってんですか殺されますよ!」



そんな話が廊下から聞こえ、面白そうと思いその兵士の話に乗っかることにした。



黄瀬「面白い話してるっスね」



兵士は後を振り返り焦っている



兵士「「き、黄瀬さん!?」」



黄瀬「協力するっスよ!」



兵士1「えっ、でもそんな…」



動揺してるっスね…それもそうか。彼らにはよく慰めてもらってるし、たまにはお返しもありっスね。



黄瀬「いいじゃないっスか? ほら、いつものストレス発散したいでしょ?」



兵士2「でもばれたら俺たち殺されますよ…」



黄瀬「大丈夫ッスよ!それに関してはいい案があるんスよ!」



兵士の心配そうな顔をパーフェクトスマイルではじき返した。



黄瀬「んじゃ、オレの部屋で待ち合わせってことで。」



兵士にそう言って、作戦を実行することにした。



姫を抱きたいなんてやっぱみんな女に飢えてるんすね~



そんな兵士の力になってあげる俺ちょーかっこいいじゃん!!やっぱ俺って優しい~♪



こんなやりとりがオレの運命を変えるなんて、そのときは夢にも思ってなかった。


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