【黒子のバスケ】 囚われ王女と獣の城 【裏夢R18】
第9章 真情
~高尾side~
同じ頃、オレは赤司に呼び出されて執務室に来ていた。
赤司「高尾、誠凛の様子はどうだ?」
高尾「今んとこ特になにもねーぜ。」
オレは昨日、別任務で誠凛のスパイをしてきたんだけど…はぁ、オレ本職暗殺なんだけどなぁ
赤司「そうか、だが安心はできないな、援軍を連れてこられたら厄介だ。」
高尾「援軍?」
赤司「海常のことだよ、あの男以上に厄介な男はいない。」
あぁ海常の笠松…だっけ?慎重って噂だもんな~情報を全く漏らさないしスパイもなかなか入れないらしい。
高尾「でもさ、別に攻めてきたって負けねえんじゃねえの?」
赤司「あぁ僕が負けるなんてありえないことだ。だが笠松の狙いはそこじゃない、あの男は僕に勝つことなんて望みじゃないからな。」
簡単に言ってくれるねぇ、ま、主だから頼もしいけどな
高尾「ん?じゃあ何が目的なんだ?」
赤司「#NAME1#だ、誠凛と海常は親交が堅いからな。」
高尾「ちょっと待てよ、親交が堅いからってそこまですんの?海常の王って!?」
マジかよ、オレには理解できねーぜ
赤司「あぁ、それに笠松は#NAME1#に婚姻を申すと、昔花宮が言っていた。なくはない話だろう?」
執着してんなー赤司。前までは女になんか興味すら持ってなかったってのに…
高尾「あ、じゃあさ黒子に聞いてみればいいんじゃね?アイツ元誠凛にいたし。」
赤司「それは無駄だ、黒子は3年間しか誠凛にいなかった。それにそういった情報は騎士には届かない。」
高尾「じゃあもう一人に聞けばいいじゃん。」
どっちかってゆうとこっちの方が情報持ってんじゃん。
高尾「お姫サマ」
赤司「どうだろうな、#NAME1#が簡単に情報を流すとは思えないがな。」
高尾「それはやってみねーと分かんねぇじゃん」
オレは自信たっぷりな笑みを赤司に見せた。
赤司「ならやってみろ。」
高尾「仰せの通りにっ皇帝」
そういって執務室を後にした。