第49章 いつもの日常の中で
智くんみたいに自信なんてないけど、ここまできたら恥ずかしがってる場合じゃない。
俺はズボンとパンツを一気に下ろして脱ぎ捨てた。
智くんのサトシくんと同じように、プルルンッて飛び出して天を向いている俺の中心。
「しょーくんのショーくん…立派になったね…。」
智くんに手を引っ張っぱられたと同時に身体がくるんと回った。
あれ…?組敷かれてる…?
顔をあげると、ニヤッと笑った智くんと目が合った。
背筋がゾクッとする。
「しょーくんのショーくんを見たの、小6の修学旅行のお風呂の時以来だね。」
「あっん…。」
「んふふふふ。」
智くんが俺のモノを握り、先をくるくる指で撫で回す。
キモチいい…。
「さ、と…。んっ…あ、ん…。」
「一緒…にもっと気持ち良くなろう…。」
智くんがもう片方の手で、汗でおでこに張り付いている俺の前髪をかき上げた。
「しょーくんの、まぁるいおでこ、好き。」
ちゅっ。
その後も頬や顎、耳朶にも同じように“好き”と言いながら可愛らしいリップ音の優しいキスが落とされていく。
その度に俺の身体はズクンと疼いた。
智くんの濡れている唇。
その唇に釘づけになる。
「ねっ、唇…にも…。」
口づけが欲しくて堪らなくなった。
手を智くんの顔に伸ばす。
「しょーくんのその顔…そそられる。」
智くんは俺のモノを握っていた手を離し、両手で俺の頬を包んだ。
潤んだ瞳の智くん。
ゆっくり顔を近づけて、唇を重ねた。