第41章 恋に堕ちて
俺が自分の中心に手を伸ばすと、智くんもその上から手を添えて、上下に擦りあげてくれた。
「んっあっあっ…。」
「ああっん。」
「翔…イク…。」
「…智、一緒に…。」
先に智くんが放ったあと、俺も白濁を放った。
智くんが俺の後処理をしてくれ、ギュウッと抱きしめてくれた。
暖かな温もりに包まれて、涙がまた出そうになる。
「もう、逃げたりしないから。」
「うん。」
「好きだよ、翔くん。」
「俺も智くんが好き。」
俺は…自分を見失うほどの恋に堕ちたんだ。
周りからは理解されないかもしれない、同性との恋。
だけど、智くんとなら歩んでいける。
そんな俺は…誰がなんと言おうと、幸せなんだと思う。
END