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キミとボク【気象系BL】
第32章 サクラ色の空
心地よい風が吹いて
桜の花びらが舞う。
俺と翔くんは同時に
空を見上げた。
「空は繋がってるんだよね。」
「ふふっ。俺たちもだよ。」
「うん。ずっと…。」
突然…
翔くんの顔が俺の顔に
近づいてきて
ちゅっ。と
唇にキスをくれた。
「心残りは…もう大丈夫だから。」
はにかんだ翔くんは
とても輝いていて…
あの日と同じように
満開の桜のアーチが
空いっぱいに広がった。
俺の気持ちは清々しかった。
END
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