• テキストサイズ

キミとボク【気象系BL】

第27章 仲直りは…



「もう、智くんなんか知らない!」

翔くんが怒って楽屋を出ていった。

俺は手の中にある割れたストラップの欠片を見つめた。



事の発端は、テーブルに置いてあった翔くんのカバンを落としてしまったこと。

翔くんがカバンに付けていたストラップが割れてしまったんだ。

翔くんは大切なものに触れるように、欠片の1つ1つを集めていた。

その時も、翔くんは俺を咎めるようなことはしなかった。



だけど…

「今度、同じの買ってあげるよ。」

俺が発したひとことで、翔くんの表情がみるみる変わっていったんだ。





/ 1027ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp