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キミとボク【気象系BL】

第19章 パズル



翔くんのね、

つぶらな瞳

ふっくらした唇

まぁるいおでこ

リスみたいになる頬

厚い胸板

たくましい腕

スラッと伸びた足

頭から爪先までの

身体の全て


「智くん」って

おいらを呼ぶその声も

頭を撫でたり

涙を拭ってくれる手も

温もりも

そして

心も

全部全部…








ぽっかり空いた

おいらの心の穴は

ちっとやそっとじゃ

塞がりそうにないから








どこかに飛んでった

そのピース







戻ってくるの

待ってるから

取り繕ったり

半端はいらないから

全力で来て。

全力で。







「智くん!」


「翔くん!」




やっぱりね、好きで好きでたまらないんだ。





END




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