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【HQ】虹色の青春

第3章 rainy





「あ!いた!椿ちゃん!!」


「あ、及川さん!」


「ねえねえ、前から思ってたんだけど何で及川さんってさん付けで呼ぶの?」



椿ちゃんは少し悩んでいた。



「呼びやすいから?」


「何で疑問形なの。俺も岩ちゃんみたいにあだ名がいい!」


「今更?」


「うん!今更!!」


「あだ名… 。んー。あ!クソ川!!」


「それはやめよ⁉︎ね⁉︎うん!良くない!!」


「えー、じゃあ、徹?」


「うん!それそれ!!それがいい!」


「…慣れないなー。」






「ねえ、椿ちゃん。」


「ん?どーした?」


「これからは名前で呼んでよ。」


「うん。頑張るわ…。」


「それだけじゃないよ。もう1つ聞いてほしいお願いがあるんだ。」



「え、うん。何?」


「これから大学はお互い違うし遠くなるけど、変わらずlineしてほしいし、たまに会って出かけたい。」


「当たり前じゃん!変わらないよ!これからも。」


そう言って柔らかい笑顔で笑う。


その顔がほんとに好きなんだ。



「そうじゃなくて、」


「ん?」


「俺の彼女になってくれませんか?椿ちゃんが好きなんだ。ずっと前から。」



まるで何を言ってるかわからないっていう顔をしてる。


そんなとこも好きなんだ。


俺にしては柄じゃないかもしれない。



でも、
椿ちゃんのことが好き。
この気持ちを真剣に伝えたい。



「ねえ、椿ちゃん。好きだよ。」







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