第2章 短篇~中篇くらいのもの/本編パロ
銀時オチ。
「銀さん!あの店のケーキ、美味しそうです!」
「ん、おぉ!ほんとだ…んじゃ、入るか。」
現在雪乃と銀時は、周りから見れば「スイーツ巡り」をしている。(本当はデートなのだが。あれ、逆?)
珍しく大きな依頼があり、依頼料も入ってきたのでということで二人で行くことになったのだ。
もちろん溜まった家賃も返したし、神楽と新八にも給料を出したので、何も文句言われずに出ている。
「結構種類あるなー。雪乃、どれいい?」
そういって銀時はショーケースを覗き込む。
雪乃は、少し悩んだ後、
「じゃあ、マカロンとショートケーキで!」
と笑顔で言った。其の顔を正面から見ていた銀時は、内心
(うわ、この笑顔は破壊力高すぎだろ…!!)
なんて思っていたのであった。
「お待たせしましたー。ショートケーキとマカロン、それから苺パフェです。」
各自頼んでいたものが来ると、
「「いただきまーす!!」」
と声をそろえていい、口に其れを運ぶ。
まず、真っ先に雪乃は
「美味しい~っ!!」
とマカロンを食べながら言った。其れを見ていた銀時も、同じように感じたのか
「うめぇな、此れ!」
と笑顔で言った。そして、
「雪乃のも、一口。」
といって、ケーキとマカロンを少し頂く。
同じように、美味しそうな顔をしているのを見て、雪乃は、
「銀さん、顔。クリームついてますよ?」
と指摘した。
「え、何処?」
と見当違いなところを触る銀時を見て、
「ここですよ、あ、もう少し右。」
と雪乃が言っていると銀時が雪乃の手を取り、
「じゃぁ、お前が取ってくれよ。」
とニヤ、と笑いながら言った。雪乃は、少し迷った後に、
「此処ですってば…」
とクリームを舐めた。銀時は、これ以上無いほど嬉しそうな顔をして
「やっぱ、可愛い…!」
と雪乃を抱きしめた。
-この二人に視線が集中していたのは言うまでも無い。